「波の音 Sound of Wave」

松山いちか Kim Yu-Jin Irari Pihlajaniemi

放たれた言葉の石は、見えない壁を超えようと波紋を広げ理解のシンクにたどり着く。

制作メンバーへのインタビュー

 

◉メンバーが普段から作っている作品は?

 

松山 2Dモーショングラフィック、実写映像をコラージュ的に再構築するようなアニメーションを作っています

 

――再構築っていうのは?

 

松山 っていうのは元の映像をバラして、それをまた一個のシーンにコーラジュみたいにまとめる、要は実写の素材を使ったアニメーションかな

 

イラリ 言葉が入るストーリーの強い映像を作るけど、ファンタジー文学に興味があり、それについてのヨーロッパ的な映像をよく作ります。

 

――ヨーロッパの映像っていうのはどういうイメージ?

 

イラリ 抽象的だし映像もアメリカの産業映画とは違い事件的な要素が強いのがヨーロッパの映像だと思う

 

キム 現代美術が好きで大学でもビデオだけでなくインスタレーションとか色々な方法を使って思っているイメージを実現する感じでやってます。

 

 

◉テーマの揺れる響くについてどう思いますか?

 

松山 私は揺れる響くってどっちも音に共通する単語だと思うんですけど、音っていうよりかは感覚的な印象があって、揺れるものとか響くものとかそれぞれでいろんなイメージがあるから、各班個性的な作品ができると思う。みんなが同じイメージではなくて違うテイストの作品ができそうやからテーマとしては面白いと思う

 

イラリ テーマとしてとても美しい。人生とか、この世界の声とかを思い出して美しい綺麗なテーマだと思う。このテーマは鏡みたいにこの世界を見ることができる。

 

キム 揺れると響くはとても似てるけど全然違う。揺れるは主導的で響くは受動的だと思うので、その違う意味を持つ二つをミックスして展示形式で見せてみようと思った。色々この世界の私とか他人とかを思い出すいいテーマだと思う。

 

◉今回はどんな作品を作ろうと思ってる?

 

キム 今回はインスタレーション作品なんですが、小学校という特殊な場所で作品展示をする機会を与えてもらったのでその関係も利用しつつ、扇風機が設置されている教室があって、あそこにテーマも考えながら設置するオブジェクトについて話し合ったりしてます。

 

松山 教室の中にオブジェクトがあって、映像がそのオブジェクトに対して映ってるって感じです。

 

――扇風機は作品の中で利用されるのかな?

 

松山 そう、扇風機がオブジェクトに影響を与えられればいいかなぁって、扇風機が動けばね。

 

◉なぜそのジャンル、インスタレーションにしたのか

 

松山 小学校という広い場所を使えるからインスタレーションで使うには適しているなぁと思って。あとは個人でインスタレーションを作る機会があまりないので最後くらいの気持ちで作りたいと思いました。

 

イラリ まだ今まで設置形式の作品制作したことがないから新しいチャレンジの機会になると思うので楽しみ。

 

キム 私もイラリと同じです

 

 

◉テーマとの関連性は

 

松山 設置するオブジェクトで波とか揺れる響くを表現する部分があって、映像の内容でイラリくんが詩を書いてくれたんですけど意味合い的に揺れる響くに関わっているかな。

 

キム 揺れる響くというテーマを自分が世界で感じたこと、例えば人間の言葉、波、水を使って美しく表現した詩です。揺れる響くって国によって違う意味を持ってるからその違いが作品に面白く出てくると思います。

 

 

◉制作途中の意気込み、制作してみて

 

イラリ とても面白い、フィンランドでもグループワークをしたことがあるけどここはもっと自由でオプションが多いから、そんな経験は初めてなので色々新しい経験になって面白いです。

 

松山 この班は留学生と混合の班だからコミュニケーションはやっぱりネックになっていて、さっきも言ってくれたけどそこが面白さを出せるところかなと思うし、自分にとっても挑戦的だから今までにない作品になりそうです。

 

キム 今回日本に来てグループ作品を作るとは思わなかったから普通はヨーロッパとかも個人で作ることが多いし、新しいから面白く感じます。3人が全員違う人だから特別な点があるしうまくいくと思います。

 

 

――楽しみにしてます、頑張ってください!ありがとうございました!

京都精華大学芸術学部 映像コース

Kyoto Seika University Video & Media Arts